Linux_KERNEL_2.6.16以降でのメモリ開放

リソースが足りなくなったら実行してみる。
DeskTOPを利用時は、使用中のアプリケーションを閉じ、実行する。

/proc/sys/vm/drop_caches (Linux 2.6.16 以降) 
このファイルに書き込みを行うことで、クリーンなキャッシュ、 dentry、inode をメモリ上から外し、
そのメモリを解放する。
書き込む値によって、解放する対象を限定出来る。
a.. 0 初期値
b.. 1 ページキャッシュ解放
c.. 2 dentry, inode 解放
d.. 3 ページキャッシュ, dentry, inode 解放
備考： この操作は非破壊的な操作で、ダーティな (dirty) オブジェクトは解放されない。
この操作を行う際は最初に sync(8) を実行しておくべきであるとのこと。
詳細は、文末のアドレスへ。

実行例

# free
total used free shared buffers cached
Mem: 743920 691596 52324 0 27192 287668 -/+ buffers/cache: 376736 367184
Swap: 2281156 0 2281156
# sync
# sync
# sync
# sysctl -w vm.drop_caches=3
# free
total used free shared buffers cached
Mem: 743920 418104 325814 0 110 45460 -/+ buffers/cache: 372528 371392
Swap: 2281156 0 2281156
# sysctl -w vm.drop_caches=0

http://www.linux.or.jp/JM/html/LDP_man-pages/man5/proc.5.html

https://linuxjm.osdn.jp/html/LDP_man-pages/man5/proc.5.html

linuxjm.osdn.jp